羽田皇喜 初段昇段レポート
- 2025年04月24日
この度は昇段審査の機会ならびに,昇段の許可を頂き大変ありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。
私が極真会館の門を叩いたのは就学前のことでしたが,それから早くも二十年という年月が過ぎました。この間,何度か昇段審査に挑戦しようと志したこともありましたが,自分に言い訳をし,理由をつけては立ち止まってしまうことを繰り返してきました。そのような私の初段昇段は,今回の審査会まで私を見限らず指導してくださった平尾支部長や,日々熱心にご指導くださった指導員の先生方のおかげであり、そのご恩に心から感謝申し上げます。
私には長く一級の帯を締めている期間がありましたが,その間,数多くの後輩たちが次々と昇段していく姿を見てきました。時には彼らに対して少し,悔しさを覚えるときもありました。そして何度も退会を考えたこともありました。しかし,その決断をしていれば此度のような機会には恵まれなかったと感じています。継続は力なりという言葉がありますが,苦しい時も耐え忍ぶことが重要だと学ばせていただきました。
極真空手の黒帯は終着点ではなく,新たなスタートであることを自覚しております。今後も「押忍」の意味を忘れることなく、日々の稽古に真摯に励んでみ,そして極真会館ならびに長野支部への恩返しとしても、道場生の皆さんへの指導に、微力ながら尽力させていただきたいです。