北向真士 初段昇段レポート
- 2025年04月18日
まずは昇段審査の機会をくださり、ありがとうございます。
私が黒帯を取れたのは、これまでの努力と仲間、そして先生からの指導のおかげだと強く感じています。保育園のころに強くなりたいと思い空手を始めたときは、型や基本稽古さえも難しく感じることが多く、何度もくじけそうになりました。しかし、週二回の稽古の中で少しずつ自分の成長を感じることができ、10年がたった今では、今までの経験から忍耐力や仲間との絆、そして自分自身の限界に挑戦する大切さを学ぶことができました。
試合で多くの負けを経験し、悔しく思うことがたくさんありました。しかし、あきらめることなく続けてきたことが今の自分に繋がっていると思います。これらの試合での敗北の経験を通じて、勝つことだけがすべてではなく、負けた時にこそ多くのことを学べると感じました。
十人組手は正直なところはじめは耐えられるかどうか不安でした。しかし、多くの方からの声援を受け乗り越えることが出来ました。終わった瞬間、全身の疲労と共に、これまでのたくさんの努力が実を結んだという達成感が一気に押し寄せ、涙が出そうになるほど嬉しい気持ちになりました。
黒帯は、単に技術の証明だけではなく、毎日の努力や失敗を乗り越えてきた自分自身への大きな自信と誇りの証だと思います。これらの経験から、どんな困難にも挑戦し続けることの大切さを学び、今後の人生でもその気持ちを忘れずに前に進んでいきたいと強く感じています。これからも後輩たちの手本になり引っ張っていけるようさらに努力していきたいです。ありがとうございました。押忍。