小林浩己 21年の極真黒帯への挑戦
- 2021年07月19日
以下は小林浩己1級の昇段レポートです。
読んでいて、小林さんの稽古に対する姿勢、昇段審査への想い、
極真空手への情熱、長野支部への心遣いが伝わってきて
私、涙が出ました。
全道場生にこんな想いで黒帯になってもらいたいと
心から願います。
小林浩己先生、これからもよろしくお願いします。平尾拝
以下、小林さんの昇段レポートです。
私が空手を始めてから21年の月日が流れました。日々の稽古、道場内での所作や人間関係を通じ、自分自身の人生そのものの在り方を学ばせていただいております。
礼節や礼儀作法、思いやりの心、感謝の気持ち、敬いの気持ち、自分自身との闘い、気づきの心、忍耐力、判断力、己の技量の向上、自分に足りないものを培っていくための、日々の修行と思い稽古に打ち込んでおります。
21年の極真人生、道場の前を通過して家に帰ったこともありました。道場に入るまで嗚咽が止まらない時もありました。一緒に稽古した仲間が辞めていってしまったり、次から次へと後輩に級を抜かれ悔しい寂しい思いもしました。稽古中の私語や落ち着きなく叱られたこと、集中して稽古に打ち込むことの大切さ、すべてに意味があること、礼儀作法の教え、相手の立場に立ち相手の気持ちを考えること、私の為に指導していただけること、怪我からの復帰、温かく見守っていただいた周りの方々、継続は力なり、初心忘れるべからず、すべて社会に通じるものがあり、公私ともに私を成長させてくれました。
押忍の意味(感謝、尊敬、忍耐)、極真の精神、道場訓そのものが、私の人生の課題です。まだまだ未熟ではありますが、そこに気づき感じとれることができる自分と向き合えるようになったのは、極真空手と出会えたおかげだと感謝しております。
沢山の仲間や、先輩、指導者先生方に恵まれたのも大きな宝です。極真空手を始めてよかった。と思っていただけるような指導者になることが次の目標です。私にとって、極真空手の黒帯はゴールではありません。やっとスタート地点に立てたことに誇りと夢を持って、道場生の補充拡大、次の極真戦士の育成と、社会に通用する人間力を持った社会人を育てていきたいです。
気づけば私も今年で50歳、身体は動かなくとも手先、頭は動きます。極真会館、平尾支部長、長野支部へのこれまでの感謝の気持ちを込めて私なりに尽力させていただきます。
極真会館 長野支部 小林 浩己