塩﨑快翔 昇段レポート
- 2021年04月28日
昇段レポート
須坂道場 塩﨑快翔
僕は保育園の年長から兄の影響で空手を始めましたが当初は道場での稽古があまり好きではありませんでした。道場ではとても怖く、厳しい荒井先生に指導してもらっていましたが、稽古に行く度に泣いていました。そんな厳しい稽古や家での練習の成果もあり初めて出場した、風林火山カップで優勝をし交流試合でも優勝することが出来、勝つことの喜びを知り空手も徐々に好きになっていきました。空手を始めて1年経った年に国際大会で初めて敗北し、それからは勝てるはずの相手に負けたり、自分の思い通りの組手が出来なくなりました。そこで僕は空手が好きなのではなく、勝負事に勝つことが好きだったんだと気づきました。それからの僕はダラダラと空手を続けていて、小学4年生で出場した風林火山カップで勝てる相手に負けてしまい、とても悔しい思いをしました。その試合で負けたことにより僕は以前よりも練習を沢山するようになり、1年後同じ大会の決勝で1年前に負けた同じ相手と戦ってリベンジを果たすことができました。その試合で努力して何かを成し遂げる素晴らしさや達成感を感じ、いつの間にか空手が好きになっていたんだと気づきました。そこから道場での稽古や試合がとても楽しくなりました。自ら家での練習をするようになり、それと同時に大会での結果もついてきました。でもそれは自分だけの力ではなく、両親や祖父母、平尾支部長をはじめとする先生方の指導、一緒に頑張っている仲間達のおかげでもあると思います。これからは黒帯をしめていて恥ずかしくない自分でいられるように努力を欠かさないことと兄を超えることを目標に感謝と尊敬の気持ちを忘れずに日々頑張っていきたいと思います。