2020年を振り返り
- 2020年12月28日
今年も残すところ、3日となりました。
極真会館長野支部は本日を持ちまして
すべての稽古を終えることとなります。
道場生、関係各所、保護者の皆様
一年間お世話になりました。
今年を振り返ってみますと
とにかく新型コロナウィルスに翻弄された年でありました。
計画していた冬合宿の直前に
この騒動が始まり、合宿を中止せざるを得なくなりました。
その後、ますます感染は広がり、
普段の稽古もままならない状況へと追い込まれました。
この感染症とどのように付き合っていけばいいのか
今後、空手にどのように向き合っていけばいいのか、
日々、責任者として頭を悩ます日々が続きました。
しかし、極真空手をやりたい、稽古がしたい、という
道場生の想いを聞くにあたり、どうにか
稽古を継続したいと思い、
オンライン稽古、オンライン型グランプリを実施しました。
日本政府が発出した緊急事態宣言により
自宅時間が長く続いた4月5月。多くの道場生とインターネットを通じ
オンライン稽古で
ともに汗を流せたことは
新しい経験として、また、ともにこの苦難を乗り越えているという
同志感を共有することができました。
ご視聴いただき、稽古していただいた皆さん、
本当にありがとうございました。
その後、稽古は再開できたものの
移動稽古や型稽古が中心。
密接する対人稽古ができない期間が長くありました。
極真空手の真髄は組手であり、実践であり
日々の稽古の歯がゆさがありました。
ただ、型、移動稽古と深く掘れば掘るほど空手の難しさを感じる
良い機会となりました。
夏以降、やっと新しい感染症についても多くの研究結果が
判明し、道場でも組手の稽古を再開。
組手を実施したときの、生き生きとした道場生たちのまなざしが
忘れられません。
やはり、みな、極真空手、真髄である組手がしたいのだと
感じました。
わが極真会館は11月に2020極真祭を実施。
感染症の対策をし、
長野支部からも8名の選手がエントリーしました。
稽古不足、組手の感覚の薄れも心配していましたが、
須坂道場の塩﨑大輔が高校生の部で準優勝の結果を残してくれました。
大会が無事開催できたことに感謝いたします。
年が変わっても
感染症との闘いは依然、続いていきます。
感染症には十分対策を施していきたいと思いますが、
同時にどのように実施すれば、
道場生の空手に対する探究、
求道、稽古を実施できるか、
バランスを取りながら
考えてまいりたいと思っております。
あらためまして、今年一年
お世話になりました。ありがとうございました。
また来年も皆様にとっても
極真会館長野支部にとってもいい年になりますよう
心からお祈り申し上げます。
押忍
支部長 平尾敏也