つれづれなるままに・・・
- 2018年09月19日
このまえの稽古と稽古の休憩時間。
小学生の子に
「将来何になりたいの?」
と何気なく訊いた。
そしたら、その子は
「二つのうちのひとつ。
ひとつは、動物関係の仕事をしたい。
そして、もうひとつは
海外に行って、ショービジネスの仕事をしたい!」
という答えをくれた。
正直、具体的で意外と現実的な「夢、目標、将来の自分像」をもっていて
びっくりした。
自分がその子の年齢の時にどんな夢を持っていたのだろうかと
思い出しても、その子と同じように具体的で、建設的な夢を持っていたかといわれると
かなりの違いがあったと思う。
自分は、少年時代、まったく格闘技にも武道にも関わることはなかった。
まさか自分が大人になって空手を人に指導することになるなんて
想像だにしていなかった。
でも、人にものを教えるのが自分は好きです。
人と楽しく、いろんなことを共に学んでいくことが好きです。
中学生のころ、
「レクレーション係」という係りになった。
週に一度のホームルームの時間を利用して
たまにクラスで楽しいレクレーションを企画し、運営するという係りだった。
そこで、
企画したのが、班対抗のダーツトーナメント。
今から30年前、ダーツはまだまだ普及していなく、
少しだけめずらしいものだったけど
それよりもなにより、
とにかくそのダーツトーナメントが盛り上がった。
自分は運営している立場だったから
教室でみんながダーツの矢を投げて競い合っているの姿を遠目から
俯瞰してみているようなかんじだったけど
クラスメイト、全員が笑顔で、楽しそうだった。
いつもは物静かで、あまりみんなともコミュニケーションをとらない子も
満面の笑みでチームメイトと盛り上がっていた。
それを見ている自分も本当に幸せだった。
あのときのこの感情がいつでも自分の空手指導の原点にあります。
道場に来た道場生には全員、
充実した時間を過ごして、満足した稽古をしていってもらいたい。
空手の稽古は痛かったり、きつかったりするかもしれないけど
その人の目標に向かって少しでも前進させてあげられたら
それはほんとに充実した時間になると思います。
それをサポートさせていただき、
稽古の終わりに満足して帰っていく
道場生の顔をみれると
ほんとに自分は幸せを感じます。
なんだか、最初の「道場生の将来の夢」の話と
ずれてきたようですが、、、
どんな仕事も、
偉くなったり、お金を稼いだり、
有名になったり、
ではなくて
ほんとは人を喜ばせることができるっていうことが
根底になくてはいけなくて
それがあれば、かならずひとが応援してくれるんじゃないかと
思います。
なんだか、
まとまったよな、まとまらないよな、
その子にも夢をかなえてもらいたい、ですね。
さてさて
徒然なるままに、今日はこの辺で、
押忍。